「科学と根性」新しいスポーツの形

現代は科学、過去は根性という構図

近年はスポーツ科学の発展が急速になっており、科学的根拠に基づいたトレーニングが行われるようになりました。

様々なスポーツで科学的トレーニングの効果による成果もでてきています。

無茶な練習もしなくなり、怪我の発生も抑えられるようになってきました。

では、気合いと根性で厳しい練習を行なっていた昭和時代のやり方は100%間違っていたのでしょうか?

 

昭和の頃、マラソンで日本はエチオピアと2強だった

昭和時代、マラソンはエチオピアと日本の2強でした。

昭和61年の時点で、エチオピアの世界記録と日本記録は1分も差がなかったそうです。

それが今では4分以上のの差が生じてしまっています。

科学的なトレーニングは進んだのに、それとは反対に世界との差は広がってしまっています。

なぜでしょうか?

 

東京新聞で、マラソンの大迫傑選手の話が紹介されていました。その記事の中で大迫選手はこう指摘しています。

昭和は日本人の良さを出せた時代。それが消えたのが平成。根性、辛抱強さといった日本人らしさを忘れて、変に海外志向になった。最近の子は練習であまり走らない。

2019.1.1.(15)平成を伝える。スポーツ平成進化論。東京新聞。

 

この記事の中で大迫選手は大事なことを伝えています。

結局のところ、基本的な走り込み(量)がベースにあって、そこに科学的なトレーニング(質)がくっついてくるから成果が出るということです。

大迫選手もナイキのオレゴン・プロジェクトで、最先端のトレーニングをハードにこなしているトップランナー達から気づいたのではないでしょうか。

世界レベルのランナーは練習の質もさることながら、量も日本人以上にこなしています。

 

日本人の良さは「根性」

マラソンでは瀬古利彦さん、宗兄弟、川内優耀さん達が結果を出していました。

彼らの共通点は ”練習量の多さ” です。

瀬古さん、宗兄弟は月間1000km以上走っていたそうですし、川内さんは1日で100km走ったりしていたそうです。

川内さんが短期間で数多くのレースに出場して結果を出していた頃、他の実業団ランナーはレースにそれほど出場せずどんどん差を広げられていました。

大迫選手も指摘していたように、日本人の方が外国人と比べて根性の限界値は高いと思います。

 

現代っ子は根性がないとよく言われますが、シンクロの井村コーチがあるテレビ番組で現代の若者をこう評していました。

 

この頃の若い子は、すぐギブアップするとか言うけどそんなことない。

なかなか粘り強くやれる。

 

私も平成生まれですけど、周りの同年代をみていても根性ある人はたくさんいます。

日本人の良さはまだまだ失われていないと思います。

だから必要な練習を根気強くやっていけるのは、やっぱり日本人が一番向いているように感じます。

 

マラソンだけでなく、バスケと同じ球技のサッカー界からもこんな声が。

現鹿島アントラーズの内田篤人選手が、欧州での活躍する秘訣として「根性」の大切さを説いてました。

 

内田篤人流、欧州で活躍する秘訣。「結局根性。嘘をついちゃダメ」

https://number.bunshun.jp/articles/-/833085

 

 

「新しい=良い、古い=悪い」ではない

現代はスマホも普及してきた為、情報過多になっています。

もちろん情報が簡単に手に入るのは良いことなのですが、それと共により一層「正しい情報を選択する能力」も必要とされています。

 

新しいトレーニングで良いもの(自分に必要なもの)もあれば、あまり必要のないものもたくさんあります。

厳しい部活動で行われていたいわゆる「走り込み」も時には必要なこともあるかもしれません。

古いやり方だからダメだと一刀両断せず、ひとつひとつ再考してみることが大切です。

 

重要なことは、自分で試してみて判断することであったり、他のスポーツ界の事情と照らし合わせて考えてみたりすることだと思います。

 

改めて、日本人の良さである「根性」に関して考えてみました。

バスケも上手くなるためには、「根性」は欠かせないかもしれませんね。