本当のトリプルスレットは「膝を曲げずに、腰も落とさない」

 

トリプルスレット(Triple Threat)。

直訳すると” 3つの脅威 “。

シュート、パス、ドリブルの3つをすぐに行動に移せる、バスケットボールの基本の構えとされています。

部活でバスケをしていた人ならば、必ず教わったことがあるでしょう。

恐らくこのような感じで。

 

Unknown

 

 

結論から言うと、この ” OK ” のトリプルスレットをプロはやっていません。

 

このことはNBAプレーヤーを見れば一目瞭然です。

 

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1.マイケル・ジョーダン

 

Oklahoma City Thunder v Los Angeles Lakers
2.コービー・ブライアント

 

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3.レブロン・ジェームス

 

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4.カイリー・アービング

 

 

もうお分かりだと思いますが、NBAプレーヤーは ” NG ” のトリプルスレットの構えをしています。

これはここに例として挙げたプレーヤー以外も同じです。

というか、上手い人はみんな” NG “のトリプルスレットをしています。

 

 

膝を曲げずに、股関節をたたむ

NBAプレーヤーたちは膝を曲げずに、股関節をたたんだトリプルスレットをしています。

股関節をたたむとNBAプレーヤーのように、お尻が後ろに突き出た状態になります。

 

日本の指導では、股関節に対する意識が低い、もしくはよく知らないため「股関節」という言葉はほとんど使用されません。

その代わりよく使われるが、「膝」と「腰」です。

「膝を深く曲げろ!」

「腰をもっと落とせ!」

 

しかし、一流のプレーヤーは膝をあまり曲げませんし、腰もそれほど深く落としません。

では、何故そうしているのか?解説していきます。

 

腰の位置を高く保ち、アクセル筋を働かせる

太ももの前側にある筋肉を「大腿四頭筋」、太ももの裏側にある筋肉を「ハムストリングス」と呼びます。

そして、大腿四頭筋は動作の減速をする” ブレーキ筋 “、ハムストリングスは動作を加速させる” アクセル筋 “としての役割を持ちます。

 

膝を深く曲げると腰の位置が下がり、ブレーキ筋である大腿四頭筋が働いてしまうため速く動くことができません。

アクセル筋であるハムストリングスを働かせるためには、膝を曲げずに股関節をたたみ、腰の位置を高く保つ必要があります。

NBAプレーヤーのトリプルスレットは、ハムストリングスを働かせるのに適した理想的な姿勢になっています。

 

 

「パワーポジション」という全スポーツ共通の概念

トレーニング界には「パワーポジション」という概念があります。

パワーポジションとは最大パワーを発揮するのに適した姿勢で、最も速く動き出すことができる姿勢のことです。

パワーポジションは、基本的にどのスポーツでも共通した理想的な構えです。

 

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テニス/ジョコビッチ

 

 

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アメリカンフットボール

 

 

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バスケットボール/ディフェンスでもオフェンスと同じ構え。

 

 

パフォーマンスの高い姿勢が、スポーツごとに大きく異なるということはありません。

どれも異なるスポーツではありますが、「身体を扱う競技」という点において、すべてのスポーツは繋がっています。

それぞれ自分のやっている競技を練習することはもちろんなのですが、時には競技を離れて「身体」にフォーカスした練習をする必要もあります。

 

トリプルスレットから少し話が飛びましたが、お読みいただきありがとうございました。