バスケを長い間やってきたにも関わらず上手くならない。
おそらく自分より練習していないような人にも負けてしまう時もあると思います。
なぜそうなってしまうか解説していきたいと思います。
コンテンツ
パフォーマンスを決める「本質力」と「具体力」
スポーツのパフォーマンスを決めるのは「本質力」と「具体力」です。
本質力とは、その人が本来持っている身体能力のことです。
本質力はスポーツ種目に関係ない要素です。本質力が高い人は練習したことがなくても、サッカーだろうが野球だろうが関係なくある程度高いレベルでプレーできます。
つまり身体を扱うということが優れているので、スポーツ全般でその能力を発揮することができます。
具体力とは、各競技特有のスキルのことです。
バスケであれば、シュート・ドリブル・パスなどを指します。
具体力はそのスポーツを練習し続けていれば、スキルが向上していきます。
ただし、具体力が高くてもあくまでも、やっている競技に対してだけの能力なので他の競技には置き換えらるものではありません。
そして多くの人が「具体力」の向上には取り組んでいるのですが、「本質力」の向上に取り組んでいません。
先ほども言ったように、パフォーマンスは「本質力」と「具体力」の両方の要素で決まります。
本質力が低いままではスポーツパフォーマンスは上がってきません。
なのでバスケだけしていて上手くなれない場合は、本質力を高めていく必要があります。
本質力とは何か
ここでいう本質力とは、単に筋力があるということではありません。
本質力とは
- 身体がベースとして ”ゆるんでいる”
- 身体の各パーツが協調して動かせる
- 身体を心的イメージ通りに動かせる
本質力を高めるにはまず、身体をゆるめることが大切です。
上手い選手であればあるほど、身体のゆるみはレベルが高くプレーも滑らかな動きになっていきます。
力を入れる一瞬だけ筋肉を収縮させ、他は出来るだけ緩んだ状態を維持します。
例えば、野球のピッチャーはプロの選手はボールのリリースの瞬間だけ筋肉が強く働きますが、素人の場合ピッチング全体を通して筋肉の活動が大きいというデータがあります。
身体の各パーツが協調して動かせるとは、腕や脚、胴体の動きが理にかなったものになっていることです。
理にかなっているかどうかを判断するのには、「運動連鎖」というものベースにして考えます。
運動連鎖とは、身体のどこか一部分が動いたらそれに合わせて他の部分も連動して動くことを言います。
身体を心的イメージ通り動かせるとは、まず心的イメージが優れていることが大切です。
つまりイメージしているレベルが高く、正確であればあるほど良いです。
そして、そのイメージ通りに身体を動かせることを本質力が高いと言えます。
ボールを使わない練習が上手くなるためには必要
ほとんどの人は具体力が高く、本質力が低いです。
本質力が低いまま、いくらバスケの練習をしても上手くはなりません。
なので本質力をあげるトレーニングをした方が今よりバスケが上手くなれる可能性があります。
具体的なトレーニング方法は次回のブログ記事でお伝えしたいと思います。
お楽しみにしていてください!