カイリー・アービングから学ぶ「イメトレの本質」

スポーツの世界では、昔からイメージトレーニングが重要と言われてきました。

もちろんバスケをやっている皆さんも、1度はイメージトレーニングをしたことがあると思います。

ただ、実際にその効果を感じたことがある人はごく一部ではないでしょうか?

今回はなぜ世のほとんどの人にとって、イメージトレーニングが効果的にならないかを解説していきたいと思います。

 

まず、イメージが実際に行われる身体の部位はどこでしょうか?

 

答えは「脳」です。

 

すなわち、イメージとは脳で行われている活動です。

そして脳でイメージした動作を、実際のスポーツ動作に活かすことがイメージトレーニングの目的です。

 

しかし実際のスポーツでそのイメージを活かすには、イメージだけでは不十分です。

実際に有効活用するためには、イメージしたものを自分の身体で正確に表現できるようにならなければ意味がありません。

つまりイメージトレーニングを効果的にするには、イメージと身体動作が一致している必要があるということです。

 

これをバスケに置き換えてみます。

例えば、カリーのシュート動作を動画で見たとします。

その後実際に自分でシュートを行い、ビデオで撮影してみます。

その自分の動作が、カリーのシュート動作と一致していればイメージと身体動作が一致している状態と言えるでしょう。

 

しかし、多くの場合簡単には前述のようにはなりません。

実際に自分のシュート動作をビデオ撮影してみると、

「思ったより膝が深く曲がりすぎている…」

「セットポイントがイメージより低い…」

という風になることが多いと思います。

 

 

そんなことを考えていたら、アービングの面白いコメントに出会いました。

 

「イメージすることで身体が動くんだ。イメージできたプレーは自然とできるようになった。

俺に練習は必要ない。思ったようにボールを動かせるし、ムーブもできる」

カイリー・アービング

https://news.nifty.com/article/sports/athletic/12290-514413/

 

練習なしで、イメージ通りに身体が動くとは、正にイメージと身体が繋がっている状態と言えます。

極端な話、イメージと身体に乖離がないのであれば練習なんて必要ないのかもしれません。

 

もしくは、ボールを持たないでムーブの練習をするのも良いと思います。

コービーも、よくボールを持たずにシャドーの練習をしていたとシャックが話していました。

 

身体というものは、脳からの指令によって動きます。

身体を動かす筋肉の活動は、脳が行っているということです。

つまり身体を正確に扱えるようになりたければ、筋肉を鍛えるというよりも、脳を鍛えなければなりません。

 

サッカーブラジル代表のネイマールに、画面上のDFを抜き去るイメージを行ってもらったところ、他のプロ選手よりも遥かに広範囲の脳活動がみられたという研究結果が報告されています。

つまり、他のどのスポーツでも超一流アスリートは脳レベルで違いがあるということです。

ムキムキの肉体にばかり目がいってしまいますが、その本当の凄さは肉体だけではありません。

 

ぜひ一度、自分のプレーを撮影してみて、イメージと実際の動作に乖離がないかを確かめてみてください。

それが、自分の本当のイメージ力を見つめ直す第一歩となるはずです。