日頃バスケをしていて、よく目にするタイプのプレーヤーがいます。
「ミドルはよく入るけど、3Pが入らない」
というタイプです。
別にすごく筋力がないワケではないし、軽く3ポイントも決められそうですが、よくショートしてしまいます。
もしくは力み過ぎて、シュートが横にブレてしまいます。
では、原因はなんなのでしょうか?
今よりもっと筋力をつけなければならないでしょうか?
答えは「No」です。
3ポイントが届かない、もしくはシュートが短くなる原因の多くは
「下半身の伸びる動作と、腕を伸ばすタイミングが合っていないからです」
専門用語で言い換えると
「下肢の伸展スピードと上肢の伸展スピードが合っていない」となります。
まず、こちらの動画をご覧ください。
先日、テレビ番組で八村選手を特集していたものです。
動画の4:10のところから、シュートのタイミングの改善に取り組んでいる内容が始まります。
いかがだったでしょうか?
動画内の改善前の八村選手のシュートはセットポイントで止める動作があり、シュートがショートしていましたよね。
このケースは非常に多いと思います。
特にセットポイントで止める動作があり、下半身が伸びる時にボールをリリースできないため、ボールに下半身のエネルギーを十分に伝えることができないケースです。
そうしてこうしたケースでは、より下半身のエネルギーを多くしようと、膝を深く曲げて対応しようとし、結果シュートモーションが遅くなります。
多くの場合、下半身のエネルギーを多くすることに取り組むよりも、ボールを速くリリースできるような動作の習得に取り組んだ方が良いです。
基本的には、下半身が伸びきるタイミングの方が、腕が伸びるタイミングより早い場合が多いです。
なのでセットポイントで止める動作をなくす、もしくは減らすことで対応したいり、
ボールをリフトするスピードを速くしたりすることで対応すると良いと思います。
つまり、シュートが届かない理由は筋力だけじゃないよってことです。
巷の本やインターネットの情報は筋力至上主義ですが、違う視点で取り組んでみてください。
皆さんのシュートが改善することを願っています!