シューフィッティングの新常識「つま先は3cm空ける」

シューフィッティングの新常識に出会うまでのストーリー

今回は正しいバッシュの選び方を紹介させていただきたいと思います。

まず、皆さんはご自身の足の実寸をご存知ですか?

実寸とは「踵から一番長い足趾の先端」までの長さです。

 

ちなみに私の足の実寸は ” 25cm ” です。

そしてバッシュのサイズは ” 29cm ” です。

 

恐らくほとんどの方は、足の長さに対して大きすぎると思ったのではないでしょうか?

つま先は1cm程度余裕があれば良いというのが一般的な考え方です。

私も数年前までは同じように考えていたので、当時は ” 26cm ” のバッシュを履いていました。

つま先が1cm余裕があれば良いという一般的な考えでバッシュを選んでいたので、実寸25cmに対して26cmは最適だと考えていました。

ピッタリ足に合わせた方が、靴の中で足がズレなくて良いと思っていました。

しかし、実際には

「第2趾の先端が靴に当たり爪が剥ける」

「つま先が狭すぎて4趾の爪が3趾に当たり血が出る」

「テーピングなしではすぐに捻挫する」

などの問題を抱えていました。

そんな時に、このサイトに出会いました。

 

シューズセンターいづみ「靴と足の話」

http://kutsuya.biz/talk_about_shoes_and_feet/

 

このサイトの記事に書いてあることに当時衝撃を受けたのを覚えています。

「え…今までの靴選びの基準と全く違う…!」

一通り記事を読んだ後にメールで連絡を取らせていただいて、自分の足の実寸や足の写真をメールで送り靴の適正サイズをいづみさんに教えて頂きました。

「靴の適正サイズは ” 29cm “、Width(幅)は ” C ” です」

記事を読んでから連絡していたので驚きはしなかったですが、それでも29cmはかなり大きいなとは思いました。

それまで26cmのバッシュを履いていたので、流石にすぐに29cmは履けませんでしたが

26cm → 27.5cm → 28cm → 29cm

の段階を経てなんとか29cmまで辿り着きました。

今ではブカブカに感じることもなく快適にプレーができています。

テーピングなしでも捻挫することがなくなり、捻挫癖はなくなりました。

 

自身の経験を通して

シューフィッティングの常識は間違っている

と感じています。

 

詳細はいづみさんのホームページに記事があるので、そちらを参考していただければと思います。

なので、ここでは私なりの解説を行なっていきたいと思います。

 

解説をする前に伝えておきたいことがあります。

なぜ今回このシューフィッティングを紹介したいと思ったかというと

世の中のシューフィッティングが、つま先を1cm空けるという常識に囚われている現状を変えたいと思ったからです。

このルールが絶対的なものとしてある限り、足の機能を最大限に発揮することはできません。

 

実際にはつま先は3cm空けるのが絶対ではなく、その人の足の実寸によって変化します。

ここでは「1cm空ける」という常識を覆すため、目を引くように「3cm空ける」と表現させていただきました。

それくらい広くこのシューフィッティングの新常識が広まることを願っています。

ちなみに読んで頂いているのは勝手に成人の男性が多いと思っているので、その想定で3cmが良いかと思いました( 女性と子供の方すみません^^; )。

それではなぜつま先を1cm空けるルールではダメなのか解説していきます。

 

足は前に必ずズレるもの

歩行・走行時、スポーツ動作での蹴りだしで足は必ず前方へズレます。

なので、トーボックス(爪先の空間)は余裕をもたせなければいけません。

成人の足であれば、トーボックスは最低でも2.5cm以上必要です。

1cmでは足りません。

トーボックスが1cmしかないと、蹴りだしの時に爪が靴に当たり、爪を痛めます。

実際に私はトーボックスを1cmにしていた時に、第2趾の爪が何度も剥がれていました。

整形外科で足の型から成形するインソールを作成し使用していましたが、全く効果がありませんでした。

ですが、トーボックスを3cm以上空けるようにしてからは一度も爪が剥がれたことはありません。

恐らく、足が前にずれることを完全に防ぐのは無理なので、トーボックスを長くとることは必須であると思います。

 

足趾を自由に動かすために

サイズの小さいシューズを履くと、足趾が靴の先端の細くなっている部分に位置します。

インソールを取り出して足をインソールに乗せてみると分かりますが、母趾と小趾がインソールからはみ出てしまいます。

26.0cmの靴のインソールに足を乗せた状態です。(実寸25.0cm)

小さい靴の場合、自分の足趾が本来あるべきはずの位置からずれてしまいます。

その形でずっとシューズを履いていると、「外反母趾」「内反小趾」という変形を引き起こします。

29.0cmの靴のインソールに足を乗せた状態です。(実寸25.0cm)

このようにインソール内に全足趾が収まることで、足趾が自由に動き足部の機能を最大限発揮できます。

ですが、小さいシューズでは足趾の機能を発揮するどころか変形を引き起こしてしまいます。

(足趾機能の重要性についてはまた別記事で解説したいと思っています。)

仮にトーボックスを1cm空けるサイジングで選んだ場合、足趾を自由に動かせるようにするには幅の広いシューズ(3E、4Eなど)を選ばなければなりません。

しかし、それでは中足骨部分(足の甲)をしっかり締めることができなくなり、結果シューズをブカブカに感じてしまいます。

 

中足骨の部分はしっかり締める必要があります。

 

もちろん、自分のWidth(足の横幅)が計測した結果4Eなど足幅が広いのであれば、4E相当のシューズを選ぶことは問題ありません。

ですが、「日本人は足幅が広い」と言われすぎている影響で、本当は足幅が狭いのに広いと勘違いしている場合も数多くあります。

なので、基本的には自分の足を計測して自分のWidthを把握しておくことが大切です。

(すみません、このWdithで選ぶシューフィッティングについても別記事で解説します。)

 

ボールジョイントとボールフレックスライン

インソールのアーチサポートの前方先端部分が、蹴りだし時にシューズが曲がるラインと一致します。

このラインをボールフレックスラインと言います。

このラインが自分の足の母趾の付け根(第一中足骨頭)とほぼ一致していれば靴のサイズが合っていると言えます。

29.0cmの靴のインソールに足を乗せた状態。
ボールジョイントとボールフレックスラインがほぼ一致しています。

しかし小さいシューズを履いていると、シューズのボールフレックスラインに対して、足のボールジョイントが前方にずれている状態になります。

26.0cmの靴のインソールに足を乗せた状態。
ボールジョイントがボールフレックスラインに対して前方にずれています。

このラインを一致させるためには、トーボックスを長くとることが必要です。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

世に広く知れ渡っているシューフィッティングの常識とは全く違うものだったと思います。

おそらくほとんどの方は、自分の足に対して小さいシューズを選んでしまっていると思います。

私も最初は半信半疑でしたが、その当時ちょうど足がバッシュに合わなくて悩んでいたので、思い切って試してみました。

もし、これを読んで試してみたいと思った方は少しづつで良いのでサイズを大きくしてみて下さい。

今後、シューズの選び方やバッシュのサイズレビューもやっていく予定なので参考にしてみて下さい。

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