正しいバッシュの選び方

今回は自分に合った正しいバッシュの選び方について解説していきます。

恐らくこのシューフィッティング方法を紹介している人はほとんどいないので、現在シューフィッティングに悩まれている方はぜひご一読下さい。

 

手順① 足のサイズを測定

まず自分の足のサイズを測ります。

計測する測定値は 、

足長(Full Length)アーチレングス(Arch Length)足幅(Width)の3つです。

すべて体重をかけた状態で測定します。

 

まず足長(Full Length)の計測方法です。

踵の後端 〜 一番長い足趾先端の距離を測ります。

 

足長の測定

測定器具がない場合、紙の上に足を置いてペンで踵後端と一番長い足趾にマークをつけて測定してください。

 

アーチレングス(Arch Length)の計測は、踵 〜 母趾球中心までの距離で測定します。

紙の上に足を置いて鉛筆でマークをつけて測定します。

 

アーチレングスの測定

 

 

足幅(Width)の計測は、母趾球 〜 小趾球の距離を測ります。最も突出している部分で測定します。

足幅の測定

  

日本では足囲(Girth)でWidthを決めることが一般的ですが、足囲では正確なWidthを決められないので、足幅の値を採用してください。

 

足囲の測定(この値で足幅を決めない)

 

ここまで自分の足を測定したら、自分の足幅がわかります。

” 足と靴と健康協議会 ” さんのページにある JIS サイズ表を参考に幅を決めます。

足長と足幅の測定値で自分の足幅( C , D , E , 2E etc… )がわかります。

 

” 足と靴と健康協議会 「靴のサイズについて」”

http://fha.gr.jp/ashi/size

  

手順② 自分の足長から試着するサイズを選択

自分の足幅を把握したら、次に試着するバッシュのサイズを選びます。

前回の記事でも説明しましたが、捨て寸(Toe Box)が1cmでは足趾に障害が発生します。

捨て寸は1cmでは到底足りません。

自分の足長に加算する値(捨て寸)を次の表から選び、最初に試着する靴のサイズを選びます。

 

足長(cm)20.0-21.522.0-24.024.5-26.527.0-29.029.0-31.0
加算の値(cm)+1.5+2.0+2.5+3.0+4.0
実寸の足長から靴のサイズを予測

 

例えば、自分の足長が25.0cmだとしたら、2.5cmを足した27.5cmのバッシュから試着を始めてください。

それを基準として、以下に紹介する項目を確認しながらサイズを微調整していきます。

ただし靴によってサイズ表記とインソールの長さが違う場合もあるので、あくまで目安だと思ってください。

サイズ表記27.0cmで、インソールのサイズは27.5cmの場合もあります。

 

次は足幅についてです。

ハッキリ言って、足幅の表記がないバッシュがほとんどです。

スポーツショップによっては表記しているところもありますが、同じ” 2E ” 表記のバッシュを履いてみると全然幅が違う場合もあります。

海外のスニーカーサイトも、実際は幅が違うのに一律で” D ” 表記になっていたりとシューズごとの差が分かりません。

つまり各ブランド、シューズでかなり変化するので自分にあった足幅を決めるのはかなり経験が必要です。

とにかく試着して、自分の中で基準を作っていくと良いと思います。

(今後当サイトではサイズに特化したバッシュレビューを投稿します!)

 

大まかな各ブランドの足幅の傾向は、

NIKE:アジア向けの販売はEPラスト(ジョーダンブランドはPFラスト)といって、アジア以外で販売されているグローバルラストより幅が広い設計が多いです。(国内でもグローバルラスト販売のモデルもある。)

ただ、最近のEP・PFラストは以前より狭めな傾向を感じます。Widthが ” D ” より狭い方はグローバルラストがおすすめです。

 

ADIDAS:全体的に足幅が広いモデルが多い印象。Width ” 2E ” より広い方におすすめ。

 

ASICS:全体的に足幅が広いモデルが多い印象。ただ ” Slim ” モデルがあれば足幅が狭くてもフィットできます。サイズ表記よりインソールが1cmほど長い場合あり。

 

詳細なレビューサイトを参考に選ぶのも良いかと思います。

私はよくTHE HOOPS GEEKを利用しています。

” THE HOOPS GEEK “

https://www.thehoopsgeek.com/

(タブのSHOE REVIEWSを選んで、モデル名を英語で入れて下さい。)

 

海外のサイトですが、サイジングに関してとてもお世話になっています。

私は足幅が ” C ” と狭いので、ナイキのグローバルラストのモデルを StockX でよく購入します。

グローバルラストは中々試着できないので、とても参考になります。

 

手順③ バッシュのアーチレングス先端と母趾球の位置がほぼ一致するか確認する

シューフィッティングを確認する際に、靴のアーチレングスと足のアーチレングスが一致することが一番大切です。

蹴り出し時の足趾の屈曲部(MTP関節)が靴の屈曲部分と一致していなければ前方へのスムーズな重心移動ができません。

 

確認方法です。

まずインソールのアーチレングスの先端を確認します。

 

 

アーチレングス先端はインソールに少し凹みがあることが多いです。

インソールが取り出せる場合は、取り出して位置を確認しましょう。

そして、靴のおよそどの辺りにインソールのアーチレングス先端があるかを把握します。

 

 

そして、試着してみて母指球の出っ張り部分(ボールジョイント)と先ほど確認した靴のアーチレングス先端がほぼ一致しているかを確認します。

 

 

もし自分の母趾球(ボールジョイント)が靴のアーチレングス先端より前方に位置していたら、サイズをアップして調整します。

正確に測定するには、最初に測定した足のアーチレングスとインソールのアーチレングスを重ねて確認する方法です。

 

 

このようにインソールのアーチレングス先端とボールジョイントが5mm以内の差になっていると理想的です。

 

手順④ 足趾を十分に広げることができるか確認する

靴が小さすぎる、もしくは幅が狭い場合足趾を十分に広げることができません。

特に母趾と小趾は重要です。

母趾が広がることで内側の安定性が生まれ、

小趾が広がることで外側の安定性が生まれます。

特に小趾の外転(開くこと)は重要です。

日常生活の直線的な動きでは気づきずらいですが、横の動きが多いバスケットボールでは足の外側で体重を支持する能力は非常に重要です。

足の外側に体重が乗った時に、小趾がしっかり開くことで安定性が高まり捻挫の発生を防いでくれます。

もし自分で小趾を広げることができない人は、まずできるようにトレーニングしてください。(トレーニング方は後日ブログアップします。)

意外とできない方が多く、足趾の機能が低下している証拠です。

 

試着してみて、バッシュの中で小趾を広げられない場合は幅の広いバッシュに変更するか、ワンサイズアップしてみて下さい。

 

手順⑤ 踵を上げた時にしっかり靴がついてくるか確認する

靴のヒールカップにしっかりと踵が収まっていると、踵を上げた時にしっかりと靴がついてきてくれます。

 

 

ヒールカップと踵のサイズが合っていないと、踵が抜けるような感覚があります。

もしヒールカップが合わずに踵が抜ける感覚があればワンサイズダウンしてみてください。

またつま先に体重をかけた時に、足趾がアッパー部分に当たらないかを一緒に確認して下さい。

当たる場合は捨て寸(Toe Box)が少なすぎます。

 

 

バッシュのヒールカウンターの形状や、ヒールパッドの厚み次第で適合しない場合もあるので、その場合はそのバッシュを諦める必要もあります。

 

ヒールパッドの厚みが重要

 

まとめ

靴のサイズ選びでの重要な項目は

  1. アーチレングスの一致
  2. 足幅(Width)の適合
  3. 足に適した捨て寸(Toe Box)の確保
  4. 足趾の自由度
  5. ヒールカップの適合

以上が重要なポイントです。

ただ、すべての項目が自分に適しているバッシュを見つけることは非常に困難です。

私の場合は、足の厚みが少なく高さがないので足幅は合っていてもハトメ(シューレースのサイドのアッパー部分)が寄り過ぎてしまうことが多いです。

その時は厚みのあるインソールを入れるか、靴下を2枚履きするなどで対応しています。

5つあげた項目の中で何か諦めなければいけない時は、ヒールカップの適合もしくは、足趾の自由度は多少妥協しても良いかもしれません。

とにかくアーチレングスだけは適合するようにバッシュを合わせてみて下さい。

小さいシューズを履くことを勧めるサイトが多い現在、今回紹介したバッシュの選び方はおかしく感じる方も多いとは思いますが、私自身とても効果があったので紹介させていただきました。

何かご意見・ご質問あればお問い合わせからよろしくお願いします。

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